エアロパーツの製作風景

こんにちは。エアロ班B2前山です。最近ブログの執筆を担当する機会が増えてきました。文才はあまりないのですが、このブログがもっと充実するようこれからもお手伝いしたいですね。

今回はエアロパーツについてです。やっとエアロ班の本領発揮できる回が回ってきました……!気合を入れて書きたいと思います。

学生フォーミュラにおいてエアロパーツは、たいていCFRP(炭素繊維強化プラスチック)という素材で作られています。軽くて丈夫な素材ですので、プロのレーシングカーでも用いられています。もちろん私たちのチームもエアロパーツはCFRPで作っております。着々と製作が進むエアロパーツですが、本記事ではエアロパーツの製作の様子を少しだけお見せいたします。

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最初に積層の事前準備をします。上の写真はフロントウィングの翼端板に用いるカーボンクロスの写真です。このカーボンクロスを積層し、製品を成形するという形になります。カーボンとは言っても、カーボンクロスの名前の通り、はじめは写真のように布のような見た目をしています。裁断も普通の鋏で行っています。なんだか裁縫をしている気分になりますね。

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カーボンクロスの切り出しと平行して型を製作します。2枚目の写真は型の切り出しを行う様子です。左側にある黄色い板が型の材料です。型紙を張り付けこれに従ってカッティングを行い、型の完成です。

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カーボンクロスや型、その他の副資材の準備が済んだらいよいよ積層工程に移ります。3枚目の写真はフロントウィングの一部の積層風景です。真空バックの中に型とプラスチック樹脂を含侵させたカーボンクロスを入れ、空気を抜いて大気圧で加圧します。真空バッグ法とか呼ばれている方式ですね。

十分時間が経過して、樹脂が固まったら完成です。最初は柔らかく張りのないカーボンクロスですが、プラスチックの樹脂を含侵させて硬化させるとかなりの強度・剛性を発揮します。おもしろいですね。

以上がエアロパーツの積層の様子です。なかなかに手間と時間のかかる作業ですが、出来上がった製品はカーボンクロスの網目が綺麗で、達成感と満足感がとても多く得られます。積層のスケジュールは現在中ほどで、まだまだこれからですがエアロ班一同で頑張って参りたいと思います。

そういえばこの1、2週間で沢山の新入生が入部してくれました!作業場に新しい風が吹き込み、一層活気づいています。新しいメンバーと一緒に楽しんで製作できればいいなと思っています。

以上、前山がお伝えしました。ありがとうございました。

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