26Projectリーダー・ステートメント
神戸大学学生フォーミュラチーム FORTEKの26Projectリーダーを務めております、西館優衣と申します。平素よりFORTEKへご支援・ご声援いただいておりますこと、深く感謝申し上げます。また、これから仲間になるかもしれない神大生の皆さん、FORTEKに興味を持っていただきありがとうございます。
FORTEKの最大の魅力は、縦と横のつながりが深く、居心地の良い環境でものづくりができることです。設計では3DCADを駆使し、製作では工作機械を扱い、企業様とのやり取りも経験できる。何より、仲間と一台の車を作り上げるという目標に向け切磋琢磨し、時にぶつかり合って、ともに共創・協働することは、かけがえのない輝く青春の一ページとなります。
私個人として25Projectを振り返ると、自身の未熟さを痛感する日々でした。先輩方の背中を追いかけることに精一杯で、自ら考え行動する機会を逸してしまった悔しさが残っています。結果として総合順位を下げ、エンデュランスも完走ならずという苦い経験をしましたが、それ以上に「自分はすべてをやりきったのか」という自問が、今の私の最大の原動力となっています。だからこそ、始動した26Projectにおいては、私自身を含めチーム全員が最後に「やりきった」と胸を張れる活動にすること、それがリーダーとしての私の誓いです。
そんな一年を通じて、私たちが大会関係者の皆さまや、OB・OGの皆さま、スポンサーの皆さま、大学関係者の方やFAの先生方、応援してくださる学エフファンの皆さま、そしてメンバーの家族の方などの支えによって成り立っていることを改めて実感しました。こうした環境があるからこそ恐れずに挑戦できていることを忘れず、感謝を形にできるチームでありたいと強く思っています。
26Projectでは、計画性を重視し、余裕をもって高い品質を目指せるチームづくりを進めます。深夜の作業も学生らしいと言えばそうですが、現実的な計画を立て、ずれが生じても柔軟に軌道修正できる体制を整えます。またFORTEKらしい温かく、楽しく、協力的な雰囲気を大切にしながら、技術と組織の双方を強化していきます。
私自身は、指示を出すだけではなく仲間と同じ目線で汗をかき、日々の作業に積極的に参加し、互いへの敬意を忘れない姿勢を貫いていきます。支援してくださる皆さまのご期待に応えるため、確実な活動報告や対外発信はもとより、なにより大会で結果を残せるよう努力を重ねてまいります。
これからの一年、チーム一丸となり成長し続ける姿をお見せします。神戸大学 FORTEKは、多くの皆様の協力と信頼の上に成り立っています。その責任を胸に、今年度も全力で走り抜きます。
26Projectリーダー 西館優衣